2016.10.24
研究者の視点
笑点の「なぞかけ」のネタを30秒で出す方法!をゼロイチ研究法で創り出す
笑点の「なぞかけ」
「〇〇とかけまして」「〇〇ととく」「その心は〇〇」というあれです。
今回、ゼロイチ研究法を用いて「なぞかけ」のネタを30秒で出す方法を創り出しましたので、公表します。
1. 分析
分析については、他の人もされているので、簡単に書きます。ゼロイチ研究法のメソドでは下半分に描かれる内容です。
なぞかけの面白さにも通じますが、「〇とかけまして」の〇をA、「×ととく」の×をB、「その心は△」の△をCとするとAとBは一見繋がりがないようだけども、Cで繋がる。
簡単に書くと A=B ? 、A=C、B=C、→A=C=B →A=B
となります。ただしこれは正確ではありません。AとBは異なるものだからです。この場合、Cという言葉でつながっているという条件がついた時、初めてA=Bとなります。
ではCの要素は何かと言いますと、同音異義語、感嘆詞、形容詞が殆どです。つまり音は同じだけど意味が違うものです。例えば、「ダラダラ」という言葉は、時間をかけてゆっくりする意味でも使われますし、汗が出る様子を表す意味でも使われます。
2. 応用
ここまでは理論的なお話でした。ここから、実際にできるようにするというのが、ゼロイチ研究法の特徴です。ここから、「なぞかけ」のネタを自分で短時間で出すことを考えます。
もちろん、A=C=BだからAを決めて、Cを考えて、Bを出す。という考え方もあります。(少し理論派の方の多くはこのように考えます)
しかし、僕が実験したところ、この順番だと訓練をしなければ、なかなか出ませんでした。1個出すのに、6個のお題を諦め、5分程度考えてやっと1個でました。
ここからゼロイチ研究法のメソッドでは上半分に描かれる部分である、クリエイティブシンキングを実行します。
その結果、私はCの要素がキーポイントだと視点を変えました。また、今回の目的はネタを早く確実に出すことが目的なので、Aから考える必要もないと考えました。
今回提案する方法は以下です。(ゼロイチ研究法のメソッドでは右側です)
①Cから考える
②Cのネタは日常歩きながら目についた言葉で考える
③Cの言葉が発音が似ているものはないか考える(例 「不安」と「ファン」)
④条件をつけてCが適応しやすいようにする。
⑤Cを連想しにくい方をAとし、Cを連想しやすい方をBとする
3.実践
ゼロイチ研究法では実践してこそ研究と考えていますので、全くの素人である私も考えた方法で「ネタ」を5つ考えました。
・ダイエット中のご飯どかけまして、夫婦仲と解く、その心は、おかわりない方が良い
・受験前夜の気持ちとかけまして、AKB48と解く、その心は、ファン(不安)が多い
・換気扇とかけまして、ジャニーズの追っかけと解く、その心は、どちらもファンです。
・気分の乗らない時の出社とかけまして、冷や汗と解く、その心は、どちらもダラダラでます。
・キャッシュとかけまして、大荷物になりそうな旅行と解く、その心は、バック(バッグ)が大きい方が良いです。
これらは、自宅から駅まで行く途中で歩きながら、看板等に書かれている文言を見て、考えました。1つにつき30秒以下で思いつきました。
また、これは無理と諦めたのも5個考える間に1回でした。
研究というと理論だけと思われがちですが、本来の研究は新しい事実、理論を明らかにすることです。ゼロイチ研究法はアイデアを確実に出すところにフォーカスを当てた研究理論です。なので、今回のような一見関係のないテーマにも適応できます。
説明を聞くと、「なんだ」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?まず、「なんだ」と思われるということは、理論だって考えられていることです。こんなコロンブスの卵のようなアイデアであっても、自分で創り出すということが、イノベーションにつながると思っています。
この記事を読んで、新しい価値を創り出すゼロイチの体験でワクワクした人が少しでも増えて頂けたら幸いです。
大阪市のゼロ・イチ研究所はエビデンスデータ、様々な業界の実績をもとにした、研究開発・商品開発・技術ブランディングを行うことで企業や商品の魅力を最大限に発揮します。課題状況のヒアリングからマーケティング・販売までを一気通貫で支援することで、投資収益率(ROI)を最大化するコンサルティングカンパニーです。
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